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\親子で「食」について考えよう/
【お買い物&調理編】 子どもといっしょに!の時に気をつけること

\親子で「食」について考えよう/【お買い物&調理編】 子どもといっしょに!の時に気をつけること

”親子で「食」について考えよう”というテーマでお届けする第3回目は【お買い物&調理編】です。
どんな料理を作る?何の食材をお買い物する?など、準備が整ったら、買い出しをして調理をしましょう!最初は普段の2~3倍の時間がかかってしまいますが、なんども繰り返していくうちに、買い出しから調理までの流れを把握し、食材の旬を知ったり、調理の工程が身についたり、徐々に効率的な調理方法が身についていくものです。どんなお手伝いならできるのか、また、どんなお手伝いならやりたいと思うのか、親も子どもの様子を見ながら、成長に合わせた「食育」が提案できたら良いですね!

シリーズ第3回目は、”工夫して買い物をする” ”調理をする”というテーマでお届けします。引き続き、社団法人全国料理教室協会 代表理事を務める麻生怜菜さんに、お話を伺いました。

買い出しで気をつけたいことは?

今年もトウモロコシやスイカが店頭に出てきたね!と、旬の野菜や果物の登場で季節を感じたり、食卓では切り身になっている魚も、店頭では丸ごと一匹の状態が見られたり、お盆やお彼岸など季節行事を感じさせる食材や料理が並んだり。八百屋さんなどの商店やスーパーに行くことは、食のことを知るための良い機会です。しかし、現在の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響も考えると、買い出しにも注意が必要です。

【買い出しの時に気をつけることチェックリスト】(注1)

  • ☑️スムーズに買い物ができるように、事前に「買い出しメモ」の作成をしましょう。
  • ☑️買い物は「空いている時間」を選びましょう。
  • ☑️「マスク」を着用しましょう。
  • ☑️カゴなどを使うので、「消毒液や消毒シート」を持っておきましょう。
  • ☑️おしゃべりは店内に入ったら控えめにしましょう。
  • ☑️子どもとは、サンプル展示品・商品などには触らない約束を。買うものも「お母さんがとるから触らないようにしようね。」のひとことを。
  • ☑️レジなどでは間隔を開けて並びましょう。
  • ☑️帰ってきたら、しっかり「うがい・手洗い」をしましょう。

また、買い出しは3日に1度を目安に、ということが推奨されている中、子どもが用意した材料の買い出しを無駄なくスムーズにできるように準備しましょう。
スーパーの入口に入ってからレジに並ぶまで、ぐるっと1周で買い物が完結するように、売り場順・陳列順に、「買い出しメモ」を書いておけば、メモに書いてあるのに買いそびれちゃったと、何度も店内の同じところを行ったり来たりすることもなくなりますね。

お買い物も工夫して。インターネットで食育!

また、インターネットを使って購入できるところも随分増えてきました。買い物の選択肢もいろいろありますので、検討してみるのも良いですね。

【買い出しの時の工夫チェックリスト】

  • ☑️インターネット購入などを利用して、一緒に食材を選ぶ。(選ぶ時に、旬食材のお話などをしてみる)
  • ☑️「買い出しメモ」づくりは子どもと一緒に。買い出しは大人が行なう。など、分担してみる。
  • ☑️買い出し時、スーパーなどの店内に入るのは最小人数の大人のみで。買い物中の確認事項は、子どもとオンラインで行うなど、店内に子どもが入らなくて良い方法を考える。

この数カ月で、我が家もほとんどの食材(生鮮食品含む)が宅配に。インターネットだと、おうちでじっくり選べて、あとは届くのを待つだけ。その日の夕食や翌日の食事を一緒に作るという流れに変化しました。タブレット操作は子どもの方が慣れていたりするのでスムーズですし、商品を選ぶ時に、「ブドウが出てきたね〜」など、季節を感じられる食材を見つけたり、お話しながら選ぶもの楽しいです。レジに並んだりする時間もないので、むしろ一緒に買い物に行っていた時より時短で済んでいると思います。

フードロスの観点で「使い切る・残さない」を食育!

まとめて購入した食材の保存・下処理を一緒に手伝ってもらうことも食育の一環として考えてみましょう。どうすれば、鮮度が保てるように保管できるのか、下茹でしておいた方が後で使いやすい食材、冷凍しておくのが良いものなど、その後の食材の使い道を考えながら下処理しておくことで、食材を無駄なく最後まで使い切る習慣がつくと思います。カレーライスを作って終わりではなく、残った食材をどのように使いきるのか?別の料理で使うなら、どう調理すればおいしいかな?など、お子さんと一緒に考えてみましょう。

普段、大学生の講義の中でも、一人暮らしの学生達から、「大根を一本買っても食べきれない」「キャベツ一個を買っても調理法がわからない」=「だから買わない」という言葉を耳にします。食材を無駄なく最後まで使い切れる”やりくり上手”になれるよう、子どものうちからお手伝いを通じて身につけておくことは重要です。

「余らせてしまう食材編」のアンケート(注2)では、「食品・食材を月1~2回以上捨ててしまっている」が約7割でした。また「余らせがちな食材」の回答では「野菜」が68%。きゅうり・豆腐など品質の劣化が早い生鮮品が上位にあがっています。
(2019年7月、n=6,357、インターネット調査)

無駄なく食材を使い切るために、以下のことにも気をつけて行動してみましょう。

【食材を余らせず使い切るために気をつけることチェックリスト】

  • ☑️購入したら、肉魚はパックのまま冷蔵庫にしまわず、小分けにして下味をつけた状態で冷蔵保存。
  • ☑️加熱した方が長持ちするものは加熱してから小分けにして冷蔵保存。3日以内に食べきれないものは冷凍保存。
  • ☑️野菜は鮮度保持効果のある容器で保存。丸ごと1個の野菜は、カット野菜にしてすぐに食べないものは冷凍庫へ。1ヶ月以内に食べるようにする。
  • ☑️最初から茹でて(蒸して)食べると思うものは、下茹でして1回で食べる分量に分けてから保存。3日以内に食べないと思ったら冷凍保存。
  • ☑️買い出しの前日は、冷蔵庫・冷蔵庫のお掃除を!食材を使い切れる献立を考える。(使い切りメニュー→味噌汁・炒め物・鍋物など)

親子でクッキング!お料理でココロがどんどん豊かに!

エプロンをつけて、身だしなみを整えて、しっかり手を洗って一緒にお料理開始!あくまでもお料理は楽しい時間。こぼしたりしてしまっても、失敗と思わずに「どうしたらこぼさずにできるかな?」「一緒に拭こう!」など、子どもに声掛けを。失敗も経験となり、次はどうしたらうまくいくのか考える術になっていきますから、温かく見守るスタンスを忘れずに。

準備ができたら、早速一緒に作ってみましょう!最初は大人が進めるものをお手伝い、2回目・3回目と同じものを繰り返し作ることで、徐々に任せることが多くなっていくと良いですね。例えば、カレーライス。基本の作り方を覚えれば、旬の野菜を追加するなど、季節ごとのアレンジも広がります。子どもだけに任せるなら、ツナ缶などの缶詰を使っても良いですね。

例:カレーライスレシピ

自分で作ったものはおいしい!

子ども向けの料理教室を開催すると、普段は苦手(食べない)食材も、パクパク食べて、しかもおいしい!という感想が出てくることが本当によくあります。

「Psychological Science」に掲載されたハーバード大学とミネソタ大学の研究では、食べ物を味わう前に何かしらの行動をすることで満足感に違いがあると発表しています。もちろん、一番満足感が得られるのは「自分で作る」という結果でした。(注3)
食に対する満足度が上がることでおいしく感じる。これが「自分で作る料理がおいしい」理由ですね。

母親の食意識が、子どもの食事への興味関心の高さに連動する!?

 ”母親の食生活に対する意識や生活充実感が幼稚園に通う子どもとのコミュニケーション頻度に与える影響”の研究では、母親の食意識が高いほど、子どもの食事への興味関心が高く、母子間のコミュニケーション頻度が高いことが示されました。(注4)
さらに、”母親の食意識と子どもの食事の意義認識の関連を調査”では、家族で一緒に食べる「共食」に関する理解は、母親が食事場面で子どもに対して「一緒に食べるとおいしいね」と働きかけることにより、子どもは「一緒に食べることはおいしい」と認識し、次第に共食をおいしさから楽しさに関連付けるようになることが明らかになっています。(注5)
子どもの時期から、お買い物や調理のお手伝いを一緒にする中で、食に関連するコミュニケーションをする。食べる時は、「おいしいね。」の共有をしながら食べる。など、ちょっとした大人の工夫で、子どもの食に対する興味関心はより高まり、食育が身についた大人へと成長していくのではないでしょうか。

※本ページの記載内容は記事公開時点の情報に基づいて構成されています。

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