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\親子で「食」について考えよう/
【準備編】何をつくる?「マイレシピ」を1レシピ決めて、準備してみましょう!

\親子で「食」について考えよう/【準備編】何をつくる?「マイレシピ」を1レシピ決めて、準備してみましょう!

”親子で「食」について考えよう”というテーマでお届けする第2回目は【準備編】です。
「親子で食育」と一言で言っても、何から始めればいいのか悩むところ。子どもの年齢や性格によっても目的や準備することも変わってきます。前回に続き、社団法人全国料理教室協会 代表理事を務める麻生怜菜さんにお話を伺いました。

まずは簡単なお手伝いから。お手伝いの目安もご紹介!

子どもが料理に興味を持ち始めたら、料理のお手伝いに誘ってみましょう。一緒に作業すると、親にとってはいつもより時間がかかってしまいますが、家族の中で自分の役割があると、子どもにも責任感が芽生え、”自分がやらなくては!”と自覚の心がグングン成長します。最初は、しめじをひとくちサイズに分ける、サラダの葉物野菜をちぎるなど、簡単なことからで構いません。

なお、面倒かもしれませんが、火の近くや包丁の側では作業させず、子どもの高さに合う調理台やテーブルで作業をさせてください。もちろん慣れてくればキッチンで一緒にできるようになりますが、何が危険か子ども自身わかっていませんので、始めのうちは、火や包丁がなくてもできることをお願いしてみましょう。

[お手伝いの目安]

年齢 お手伝いの例
2歳
  • レタスなど葉物野菜をちぎる
  • サラダスピナーを回して水切りしてもらう
  • ミニトマト・ピーマンなど形のつぶれない食材を洗う
  • きのこをさく、冷凍いんげんをポキポキ折るなど手でできること
  • 盛り付け、トッピンング(おたま・しゃもじなど調理器具を使わず、グリーンピースをちらすなど手でできること。最後の仕上げ)
3歳
  • おにぎり作り
  • 卵を割る
  • 野菜の下処理:絹さやの筋取り・もやしの根をとるなど
  • 蒸したジャガイモやサツマイモの皮むき(粗熱がとれてから)
  • サンドイッチ作り(ホットドックのような簡単にはさむタイプから始めてみるのがオススメ)
4歳
  • お米を研ぐ
  • 材料を混ぜる(ホットケーキ作りなど)
  • 目玉焼き作り

    ※ホットケーキや目玉焼きは、ホットプレートで始める方が作業もしやすいです。熱いところは最初にさわらない約束を。

  • 野菜の下処理:にんじんの型抜きなど。ほうれん草や小松菜・ニラなどの葉物野菜をキッチンバサミで切る(子供用の調理バサミを使う、離乳食用バサミも便利。大人用のキッチンバサミは刃先が大きいのでオススメしません)。
5歳〜
  • 計る:材料を分量通りに計量する
  • 切る:にんじん・ジャガイモなどをひとくち大に切る

    ※コロコロした食材は、切りやすくするところまでは大人が準備。必ず子どものそばで大人が見守る。子ども用の触っただけでは切れない子ども包丁から始めるのがオススメです。

  • 火を使った調理:カレーライス・具沢山チャーハン・けんちんうどんなど1品でも栄養バランスがとれているようなごはん。最初は大人と一緒に。徐々にできることを増やしていきましょう。何度も同じメニューを作ることで、工程を覚えて基本が身についてきます。
  • 買い出しリストを一緒に作る
6歳〜
  • 蒸す(トウモロコシ・サツマイモ・ジャガイモ・蒸パンなど)
    ※蒸し野菜は、茹でるよりも栄養の流出が少なく、素材の味がしっかり残って味わえるので、調理方法としてはオススメです。蓋を開けるときは蒸気が熱いので、必ず大人と一緒に。蓋にさらしや手ぬぐいをまいて扱うと熱くなくてよいです。

    小さい蒸し器などもたくさんありますので、最初は小さいものから始めることをオススメしています。

  • 栄養バランスを考えた料理・旬食材を使った料理・一汁三菜など、テーマを決めて献立を一緒に考える

    ※「お野菜が少ないから1品追加してみようか」など、食の会話を発展させて、大人と一緒にトライしてみましょう!

  • 冷蔵庫の整頓をする

    ※買い出し前に冷蔵庫の中のものが使えないか、代用できないか。なども考えてみましょう!冷蔵庫の整頓にもつながりますね!

いつが最適?包丁導入の時期

慎重にものごとを進める性格の子どもは、包丁は危ないということを認識し、大人の言うことをしっかり聞いて作業できるでしょう。早ければ3歳くらいからできる子もいますが、子どもの性格によっては、包丁を持ちながらママの方を向いて話しかけるなどヒヤヒヤする行動も。そういう場合はもう少し時間が経ってからまたチャレンジしてみましょう。“食育”と思うと、早い年齢から取り組ませたくなるかもしれませんが、包丁を使わなくても調理のお手伝いはできますから大丈夫です。子どもの個性を一番よくわかっている親が、いつからチャレンジさせるのが良いか、様子を見ながら判断しましょう。

子どもが決めた「作りたい料理」をマイレシピに!

お手伝いが習慣になってできることが増えてきたら、子どもが作りたいものを最初から最後まで一緒に作ってみましょう。その際は、子ども自身が、自分でメニューを決めるのが良いです。年齢にもよりますが、「おにぎり、目玉焼き、お味噌汁、カレーライス、シチュー、チャーハン」など、頻繁に作れるものを“マイレシピ”にするのが良いでしょう。何度も同じメニューに挑戦して成功体験を積み重ねることで、だんだんと自信がついていき自己肯定感も高まります。

[料理工程]

  • ☑️レシピを準備する
  • ☑️冷蔵庫チェック
  • ☑️買い出しリストを作る
  • ☑️買い出し
  • ☑️調理道具やエプロンを準備する
  • ☑️調理
  • ☑️後片付け

[子どものマイレシピを準備する]

「大人に教えてもらわないと作れない」では、せっかく始めても長続きせず、1回だけの記念イベントで終わってしまいます。初めて作る時は、大人と一緒に作る。2回目は作っているところを横で親に見ていてもらう。それから徐々に任せてもらえるようになっていく・・という過程は責任感や使命感の成長につながります。

このために「マイレシピ」を子ども用に準備するのもおすすめ。ひらがなが書けるようであれば、子どもに書いてもらっても良いです。また自分で作れるようになったマイレシピを、“暗記できちゃうくらいよく作る簡単レシピ=あんきレシピ”と呼んで、子どもオリジナルのレシピとすれば、子どもも愛着がわいてきます。このような取り組みが「何かあった時に自分でできる」という自信にもなりますね。

こども用あんきレシピフォーマット

今回は、レシピの横に「買い出しのチェック項目」を作っています。
買い出しするものにチェックを入れてお使いください。

あんきレシピフォーマット

家庭内の食品ロスを減らそう。
冷蔵庫をチェックして「使える食材・置き換えできる食材」を考えよう

日本では、年間612万トンと推計(平成29年度)される「食品ロス」が排出されています(注1)。食品ロスとは、売れ残りや期限切れの食品、食べ残しなど、食べられるのに捨てられている食料のこと。
世界中で約8億人が飢餓や栄養不足で苦しんでいる一方で、捨てられている食材もあるのです。
家庭内で食品ロスを減らすために、冷蔵庫の中に使える食材はないか、置き換えできないかなど、買い出し前に確認してみましょう。子どもと「今日のレシピにはしめじが必要だけど、冷蔵庫に残っているまいたけを代わりに使おう」「なすがあるから一緒に入れてみようか?おいしいかな?」など、冷蔵庫の中にある食材を使い切る提案をしてみてください。

調理道具やエプロンを準備しよう

大人もですが、子どもも形から入るとモチベーションが変わってきます。エプロン・手拭きタオル・髪が長いなら三角巾やヘアゴムなど、「お料理セット」を用意しておくと便利。気持ちの切り替えにもなりますね。なお、調理道具は、子ども用の包丁・ハサミ・ピーラーなどを用意。子どものサイズに合ったものを用意しましょう。

こども用あんきレシピフォーマット[カレーライス]

※5歳〜のひらがな・カタカナが読めるくらいの年齢を想定しています。また衛生面なども考慮し、今回は生肉の代わりにツナ缶を使いました。

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