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コンセプトは“知って、作って、食べて、つながって!”
NPO法人とハウス食品グループが協働で行う、ハウス「食と農と環境の体験教室」<第2弾>

コンセプトは“知って、作って、食べて、つながって!” NPO法人とハウス食品グループが協働で行う、ハウス「食と農と環境の体験教室」<第2弾>

ハウス食品グループでは、食と農と環境が自分自身にも「つながっている」ことを学んでいただきたいという考えから、NPO法人と協働でハウス「食と農と環境の体験教室」を2009年より開催しています。
2021年度は、コロナ禍によりオンラインにて6月5日(土)と9月11日(土)に実施しました。そのほか、夏休み中の7月31日(土)に自由参加の特別講座を開催し、参加者のバケツ稲の生育状況や栽培で困っていることの相談、アドバイスを個別に受け付けました。
今回の記事では、体験教室の様子や参加者様の声をお届けいたします。

第1回体験教室 <バケツ稲での田植え、“フードロスカレー”>

第1回は10組のご家族が参加。全国各地よりご参加いただきました。冒頭では、お米に関する○×クイズを、NPO法人千葉自然学校の佐藤様が出題。“稲の花が咲くのはたった2時間”など、毎日食べるお米の知られざるトリビアが楽しく紹介されました。

例年、体験教室では実際の田畑で農作業を行っていましたが、2021年は自宅で楽しめる「バケツ稲」というコロナ禍に体験いただける企画を実施。参加者それぞれの稲の生育状況をチェック後、NPO法人佐倉みどりネット様より間引きのデモンストレーションが披露されました。苗をすべて抜き、よく成長している苗だけを植えることで元気に大きく育つそうです。

食と農を通して環境を学んでもらうべく、ハウス食品グループ本社CSR部の西村さんより、環境問題にまつわるお話がありました。ごみを減らすための4R(Refuse、Reduce、Reuse、Recycle)や、ハウス食品グループのごみ軽減活動などを紹介。さらに世界では食べ物の1/3が捨てられているという、食品ロスの現状も紹介。冷蔵庫のこまめなチェック、余分な食品は買わないなど、問題解決に向けた暮らしの工夫についても提案され、参加者から「食材を上手に使い、ゴミを減らしていきたい」と声をいただきました。

皮や芯を使った場合(左)と使わなかった場合(右)

子どもたちが楽しみにしているカレー調理体験は、今年はご家族ごとにカレーを作り、2回目の教室でお披露目するというプログラムに。テーマは、“食品ロスを意識したカレー”です。そのお手本となるべく料理講師の長嶋様より、冷蔵庫に残りがちな野菜や、ふだん捨ててしまいがちな皮、芯、種を無駄なく、おいしく食べられるベジキーマカレーのレシピが実演されました。
皮や芯を使った場合と、そうでない場合のごみの量を比べてみると、その差は歴然!参加者に多くの気づきを与えてくれました。

また今年は、ハウス食品グループが運営する会員サイト「カモンハウス(Come on House)」に体験教室専用の写真投稿コーナーを設置。バケツ稲やカレー調理風景など多彩な写真をご投稿いただきました。稲の花を観察できたというご家族も多くいらっしゃいました。
通常の体験教室では稲と触れ合えるのは年3回のみでしたが、ご自宅で稲の成長を毎日観察できたのもオンライン開催の魅力であったと言えるでしょう。

第2回体験教室 <稲刈り~脱穀、参加者皆様のカレー発表!>

第2回では、全11組のご家族が参加し行われました。まずはバケツ稲の生育具合の確認からスタート。ほとんどのご家族が順調に育てられていました。「稲の花を観察できた!」「稲穂が垂れ始めてきた!」というご報告も。全国各地からご参加いただいたことで、地域による生育の違いが見られたのも今年ならではの面白み。

続いてNPO法人佐倉みどりネット様が、稲刈りから精米までのデモンストレーションを披露。稲は全体的に黄金色になったときが稲刈りのタイミングとのこと。稲を鎌でカットし藁(わら)で根元を結んだら、物干し竿で1週間ほど乾かします。

稲を天日干しした後は、籾(もみ)を取り外します。農家では専用の機械を用いますが、手で取ることも可能です。ご家庭にある櫛(くし)を使うと、より簡単に取れるそうです。また、籾摺り(もみすり)にはすり鉢とゴルフボール、精米には瓶と菜箸を使った裏技なども紹介されました。参加者からは「すり鉢が家にない場合は何を使えばいいですか?」「ペットボトルでも精米はできますか?」などの質問も寄せられ、活気あふれる時間となりました。

第1回に続き、CSR部の西村さんによる環境問題にまつわるお話がありました。第2回のテーマは「地球温暖化」。西村さんは、大気の役割や、植物のおかげで私たちがきれいな空気を吸えていること、地球温暖化を引き起こすさまざまな原因などを解説。さらに地球温暖化を防ぐために私たちにできることを提示したほか、環境にやさしい製品開発など、ハウス食品グループの二酸化炭素の排出量を減らす取組なども紹介されました。

そしてお待ちかね、夏休みの宿題のわが家のカレー発表コーナー!「カレーの名前」「カレーの材料」「おすすめレベル」「ポイント&工夫した点」「教えて!長嶋先生」という項目に沿ってお披露目されました。どのご家族のカレーも夏野菜がたっぷり使われ、またテーマである“みんなで楽しくフードロスカレー!”をしっかり意識されているのが印象的でした。ここでは、個性あふれるカレーから4作品をピックアップしてご紹介します。

●おそうじカレー

カレーの材料:玉ねぎ、鶏肉、えのき、野菜
おすすめレベル:3
ポイント&工夫した点:玉ねぎ以外は冷凍庫に残っていた材料を使用。福神漬けの汁を入れて甘みをプラスしたこと。

●ブロッコリースイカカレー

カレーの材料:にんじん、じゃがいも、ひき肉、ブロッコリーの茎、スイカの汁など
おすすめレベル:4
ポイント&工夫した点:苦手な野菜を細かく刻んだこと。カレーの甘みとして、蜂蜜の代わりにスイカの汁を活用したこと。

●しゅんちゃんじゅんちゃん特製カレー

カレーの材料:ひき肉、トマト、ピーマン、キャベツ、にんにく、とうもろこし、なす、玉ねぎ、にんじん
おすすめレベル:5
ポイント&工夫した点:野菜をたっぷり使ったこと

●ワールドカレー

カレーの材料:いろいろな国の食材
おすすめレベル:5
ポイント&工夫した点:冷凍庫のあまっている食材を探したところいろいろな国の食材があり、全部入れてみたこと。

最後に、NPO法人千葉自然学校の佐藤様よりお米のお話が。稲から白米となる過程で生じる藁は米俵や納豆などの包装材に、籾殻は肥料や固形燃料、糠は漬け物や化粧品に活用されていることが伝えられました。
「稲はお米だけでなく、私たちの生活に関わるたくさんのモノに活用されています。今後どこかで稲刈りの風景を見る機会があれば、どんなことに使われているのかな?と想像してもらえればうれしいです」
(佐藤様)

参加者の皆様からの声

初のオンライン開催となった2021年。お子さまの感想を踏まえ、参加者の皆様に体験教室のアンケートにご協力いただきました。一部を抜粋し、ご紹介いたします。

<バケツ稲の体験について>

  • お米作りの大変さを知ることができました。また、貴重なお花を見ることもよかったです。(京都府)
  • 周りにも田んぼはあるのですが、知らないことだらけで、稲の花も初めて見ました。楽しかったです。(滋賀県)
  • 稲を育てるのがこんなに大変だとは思いませんでした。(東京都)

<カレー調理の体験について>

  • 子どもたちが自分で作ったので、いつもよりたくさん食べてくれてうれしかったです。(愛媛県)
  • キーマカレーがうちの定番になってすぐになくなるほど。レタスの芯の活用法がためになり、よかったです。(京都府)
  • 何でも刻んで入れちゃえばいいんだと思ったら、カレーのハードルがかなり下がり、ドライカレーの頻度が上がりました。(埼玉県)

<企画全体を通してのご家庭やお子さんの変化について>

  • 稲作と調理についての関心が高まったように見えます。(宮城県)
  • 子どもが理科で受粉を習っていたので説明してくれました。環境問題も今SDGsを習っていて、子どもながらに温暖化の深刻さを考えているようでした。(京都府)
  • いつも何を植えても収穫しか参加しない子だったのですが、今回みんなとやることで芽だしからじっくり向き合えてよかったと思います。(滋賀県)

ハウス食品グループからのメッセージ

この体験教室を通して、お茶碗一杯分のお米を作るのは大変なこと、カレーは工夫次第でいろいろな味が楽しめること、そして食と環境が深く結びついていること、などを知ることができたのではないかと思います。バケツ稲やカレー作りがご家族の良き思い出になれば幸いです。

また、2021年はオンライン開催だからこそ、多くの地域の方とご縁を持つことができ、大変うれしく思っております。従来とは異なる企画が成功したのもNPO法人様、そしてご参加いただいた皆様のご協力があったからこそです。本当に感謝しております。 またどこかで、皆様とつながれる機会があることを願っております。 (ハウス食品グループ本社 CSR部)

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