異常気象による干ばつや集中豪雨は年々増えており、わたしたちの生活にも無関係ではなくなっています。食料資源の有効活用や地球温暖化の抑制の観点からも食品ロスをいま減らさなければ、子どもたち将来世代に大きな負荷がかかります。でも家庭でできることって?そんなに難しく考えすぎなくても大丈夫。そこで、今回はまず食べ残しをなくしてみることからエコにチャレンジしてみませんか。
食品ロスの実態
日本での食品ロスの推定値は年間約600万トン(2018年度)で、家庭から発生する量は284万トン。減少傾向とはいえ、「まだ食べられる食品」が日々廃棄されています。日本の家庭で月に1〜2回、食品や食材を捨ててしまっている割合は約59%。決して低い数字ではありません。
ムダにしがちな食材や食品って?
きゅうり、キャベツ、レタス、もやし、パンや食パン、牛乳や卵、豆腐…まとめ買いしすぎたり、冷蔵庫の中で眠らせてしまいがちなムダにしがちな食材たち。買いすぎないように注意していても、いつの間にか消費期限が切れてしまい食品ロスにつながってしまいます。
食材をムダにしないメニューとは?
こうした食品ロスになりがちな食材は発想を変えて、ハンバーグに入れたり、ケチャップなどで子どもの好きな味付けにするのもアイデア。苦手な食材は細かく刻んでカレーやスープにするのもいいでしょう。ハウス食品グループでは、キャベツやもやし、レタスなど、消費期限が早い野菜、使い切れなかった豆腐などをカレーに活用するアレンジしたレシピも紹介しているので、お子さまと一緒に調理にチャレンジしてみてくださいね。
生鮮食品を廃棄しないために、作り置きにしておくのも忙しい毎日のなかで食品ロスを削減できる一つの方法。また、生活の中で子どもと食材の大切さを知るのもいいでしょう。例えば一緒に買物に行く前に冷蔵庫の中身をチェックしたり、食べ切れる量を盛り付けるなど、お子さまと一緒に工夫してみましょう。