秋は、色鮮やかな自然とともに運動会や遠足、フルーツ狩りなどが楽しめる季節です。そんな特別な時にお弁当を持って出かけると、思い出深いひとときが生まれますよね。お弁当づくりは、ただおいしい料理を詰めるだけでなく、盛り付けも楽しみの一つですね。
そこで、今回は会員の皆さまからご投稿いただいたお弁当にまつわる想い出をご紹介しながら、お弁当を特別なものにするための盛り付けのコツと、初心者でも簡単にできる楽しい飾り切りのアイディアをご紹介いたします。
特別なひとときを彩る、お弁当の楽しみ
涼しい風が心地よい、秋の季節がやってきました。運動会や遠足、フルーツ狩りなど、楽しいイベントが盛りだくさん。森や公園、海岸など自然豊かな場所で家族や友人と一緒においしいお弁当を楽しむと、素敵な想い出が生まれます。お弁当は特別な味わいを提供し、イベントの雰囲気を一層楽しませてくれます。
さらに、お弁当は、食べる人に合わせて好みの食材を選び、自由に詰め込むことができる自由さが魅力的です。特に子どもたちにとっては、好きな料理やお菓子が入ったお弁当は笑顔と喜びにあふれ、楽しいひとときとなるでしょう。おいしいお弁当を頬張る贅沢な瞬間は、普段の食事とは違う特別な味わいをもたらします。
お弁当がキレイに見える盛り付け方のコツ
お弁当を持ち寄る際は、盛り付けに工夫を凝らしましょう。まず、おにぎりやサンドイッチなどを詰めたら、唐揚げやハンバーグなど、食べごたえのあるおかずを詰めます。また、色とりどりのおかずを取り入れることもポイントです。例えば、赤いミニトマト、黄色のさつまいも、緑のブロッコリーなど、彩り豊かなおかずを詰めれば華やかになります。
特別なイベント時には、取り皿もフォークも不要なフィンガーフードや、小さくカットしたおかずを加えるのもよいですね。ピックなどで刺しておけば、手軽につまめます。おかず同士の相性、料理の形や大きさを工夫してバランスのいい配置を心掛けましょう。主菜や副菜を交互に並べたり、鮮やかな色彩が層になったおかずの断面を見せることで、食欲をそそるお弁当に仕上がります。
<お弁当を作る時に気をつけたい5つのこと>
お弁当を安全に楽しむために、気をつけたい5つのことをご紹介します。
- ①おかずに手で直接触れないこと
手にはさまざまな菌がついているため、お弁当を作る際は、菜箸を使ったりポリ手袋をはめて調理することを心掛けましょう。
- ②中まで火を通すこと
肉や卵などの加熱が不十分だと、食中毒の原因菌が残ることも。お弁当に詰める際は、しっかりと中まで火を通すことが鉄則です。
- ③おかずは冷ますこと
加熱したおかずは冷ますことを忘れずに。熱いまま詰めると中に湿気と熱がこもり、菌が増殖しやすくなります。
- ④生野菜は詰めないこと
生野菜は、水分が出て菌が繁殖しやすい環境を作るためお弁当に詰めるのは避けましょう。ミニトマトを詰める場合は、ヘタをとって、よく水気を拭き取ってからお弁当に詰めます。
- ⑤汁気を残さないようにすること
おかずの汁気が残っていると、細菌が増えやすくなるため、ザルで水気を切ったり、ペーパータオルなどで水気を拭き取ってから詰めることが大切です。
華やかさを演出する!お弁当におすすめのアイテム
お弁当を楽しく食べられるよう、おかずをかわいく演出するアイテムを使うのもおすすめです。便利なグッズを活用することで、子どもが喜ぶお弁当を簡単に作ることができます。
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・おにぎりラップ:かわいらしいキャラクターなどの絵柄が描かれたおにぎりラップを使うと、楽しさあふれるお弁当になります。
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・おかずカップ:お弁当に合わせて形や大きさなどを数種類用意しておくとよいでしょう。カラフルなおかずカップや絵柄が描かれたものを使用すると、お弁当が華やかになります。オーブントースターや電子レンジで使えるものが便利です。
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・ピック:ピックを使ったおかずは食べやすく、デザインに凝ったピックはお弁当のアクセントにもなります。
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・パンチ:パンチを使ってのりなどの型を抜くだけで、簡単にお弁当パーツが作成できます。キャラクターの目や口、ハートや星型など、かわいらしい形をパンチでくり抜いて、活用しましょう。
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・抜き型:お花や星型などの抜き型を使ってハムや野菜を型抜くと、簡単にかわいいお弁当が完成します。
かわいく楽しい!お弁当のバリエーションが広がる飾り切りアイディア
子どものお弁当を少しでもかわいくし、お弁当を楽しみにしてほしい・・・そんな時におすすめなのが飾り切りです。お弁当を開けた瞬間の楽しみも増え、食欲を刺激すること間違いなしです。
- ①たこさんウィンナー
ウィンナーの3分の2ほどに縦に切り、切り込みを4つ入れて、8本足を作ります。フライパンにサラダ油を引いてウィンナーを転がしながら焼き目をつけ、足が開いてきたらできあがりです。
- ②枝豆ピック
枝豆を茹でて冷まし、複数の枝豆をまとめてピックに刺して完成です。
- ③ハート形卵焼き
砂糖、塩を入れてだし巻き卵を作ります。焼きあがったら、斜め半分に切って片側をひっくり返して、ハート形になるように合わせたらできあがりです。
- ④キャンディーかまぼこ
紅白かまぼこは、板から外し1㎝幅程度に切ります。さらに、ピンクの縁から1㎝厚程度に切り、くるくると巻いていきます。巻いたかまぼこをピックでとめると、かわいらしいキャンディーかまぼこの完成です。
- ⑤ギザギザゆで卵
ゆで卵の皮を剥いたあと、包丁の先で、真ん中あたりにギザギザの切り込みを中心部まで一周入れます。切り込みを入れたら、上下を持って、離したらできあがりです。
楽しい行楽シーズンにぴったり!お弁当におすすめのレシピ
外で食べるお弁当は特別なひととき。楽しい行楽シーズンには、「おかかチーズおにぎり」、「カップで楽しむ!えびグラタン」など、おいしく手軽に作れるレシピがおすすめです。これらのレシピで素敵なイベントに華を添え、楽しい時間を過ごしましょう。
●意外にも相性バッチリ!おかかチーズおにぎり
おかかチーズおにぎりは、香り豊かな削り節とチーズの組み合わせが絶妙で、塩味のきいたご飯と相性抜群です。会員さまのトークでは、おにぎりをロシアンルーレット風に楽しむアイディアも話題に上がりましたが、おかかチーズの他にも鮭、佃煮、ツナマヨ、ハズレは具なしなどさまざまなバリエーションを取り入れるのも面白いでしょう。ハズレを引いた時の笑顔も楽しい瞬間ですね(笑)
<作り方>
- ①チーズは、3~5mm程度の角切りにします。
- ②ボウルに切ったチーズ、削り節、醤油少々を入れてよく混ぜます。
- ③塩少々を混ぜたご飯をラップに乗せ、真ん中に①で作った具を詰めます。
- ④お好きな形に握り、焼きのりを巻いたらできあがりです。
●カップで楽しむ♪えびグラタン
子どもから大人まで幅広く人気があるグラタン。おかずカップに入れて作れば、お弁当のおかずにもなります。カップグラタンは、カップにマカロニや冷凍えび、ホワイトソースを入れ、チーズをかけてトースターで焼きます。トロトロに溶けたチーズと濃厚なホワイトソースが絶品です。子どもが好きな具材でアレンジしてもよいでしょう。
<作り方>
- ①マカロニをパッケージの表示通りに茹でます。
- ②ボウルに茹でたマカロニ、冷凍えび、コーン、ホワイトソースを入れてよく和えます。
- ③おかずカップに②の混ぜた具材を入れ、チーズとパン粉をかけます。オーブントースターで1~2分程度焼いたらできあがりです。
簡単&おいしい!ハウス食品の公式「お手軽お弁当レシピ」
最後に、ハウス食品公式のお弁当レシピをご紹介します。カレー味おにぎりや肉巻きなど、お子様にも喜ばれお手軽にできるレシピです。
バーモントカレー味おにぎりは、手軽に持ち運べるので、アウトドアやイベントに最適です。カレー風味で、おいしさを満喫できます。
ピーマンボートは、具材を詰めてトースターで焼くだけで忙しい時やあと1品欲しい時にも手早く作れます。卵やとろけるチーズを入れるとピーマンの苦味も感じにくいので、食べやすくなります。
アスパラの肉巻きは、子どもが喜んで食べられるお弁当の一品としておすすめです。野菜が苦手な子どもでも、豚バラでアスパラを巻いたレシピなら残さず食べてくれる子も多いでしょう。照り焼きの甘辛い味付けがおにぎりと相性抜群です。
お弁当づくりはイベント当日に行うと慌ただしくなります。食材を前もってカットしておいたり、冷凍食品を利用することで、当日の準備がスムーズに。手軽においしいおかずを用意して、彩り豊かなお弁当に仕上げましょう。大切な人たちとの特別なひとときを、お弁当づくりを楽しみながら想い出に残る時間にしてください。
※本ページの記載内容は記事公開時点の情報に基づいて構成されています。
会員の皆さまからいただいた“お弁当”に関する想い出
私が幼稚園に通っている頃、食が細くお箸がうまく使えず、食べるのに時間がかかり、他の子どもたちが食べ終わって庭園で遊んでいても、まだお弁当を食べている状態が続きました。見かねた母が、毎日太巻きを作って入れてくれました。毎日中身を工夫して、肉や野菜を綺麗に彩った太巻きは、手でも食べられて栄養はバッチリ。みるみるうちに 私は背も高くなり、シッカリした体つきに。小学生に上がるころには、クラスでも走るのが早くリレーの選手に選ばれるほどに。ヤッパリ栄養って大事なんですね~母のお弁当に、感謝と料理の腕前に尊敬の意を込めて、私も今、子どもたちのお弁当を作っています。
(江戸っ子ぴーさん)(2021年3月26日)
母は幼稚園からずっとお弁当を作ってくれました。中高生のころは、学食にいったりすることもありましたし、今みたいに感謝を親に伝えるなんて恥ずかしかったし、何より当たり前だと思っていました。母のお弁当はいつも見栄えがよく、「赤黄緑の3色にもう一色」がモットー。でも、食べざかりの私達にボリュームも、と考えたのでしょう。白ご飯を詰めすぎて蓋が開かない、お箸が折れるなんてこともありました。運動会や遠足の特別なお弁当ではなく、日々当たり前にお弁当を作ってくれた母に、今更ながら感謝しています。
(にゃさん)(2021年3月16日)
1番好きなのはたまご焼き!甘いのか、だし巻きか、お醤油だけのか…毎朝お父さんが聞いてくれました (我が家ではお弁当はパパ担当でした!) 。もうすぐ我が子にも作ってあげるようになるんだな~!ウチの子だと、チーズ入りをリクエストされそう(^^)
(ぽとてさん)(2022年9月22日)
あなたの「お弁当の想い出」大募集!
運動会の「お弁当」の思い出大募集♪