みんな大好き「マロニー」。お鍋をはじめ、いろんな食べ方で愛されているマロニーですが、そもそもどうやって作られているのか、ご存知の方は少ないのでは? そこで知られざるマロニーの製造工程を、一般公開されていない工場に潜入して大調査! さらにマロニーの秘密や美味しい食べ方について、マロニーちゃん&マロニー社の方々に話を聞いてみました。
マロニー「信州伊那工場」で、マロニーちゃんと出会った
(「信州伊那工場」と、工場から見える南アルプスと中央アルプスの山々)
今回やってきたのは、長野県にある、マロニー株式会社の「信州伊那工場」。南アルプスの雄大な風景にマロニー社の会長さんが惚れ込み、大阪、浜松、九州飯塚に続く4番目の工場として2011年に操業を開始したそうです。
では、せっかくなので工場見学の前にひとつ教えてもらいましょう。マロニーは、なぜマロニーって名前なの?
原料は澱粉(でんぷん)と水だけ! 他のものは使わないから「特定原材料27品目不使用」
なんと、マロニーはたったそれだけの材料で作られているんですね。
マロニーの美味しさの「秘密」が詰まった「糊化室」とは……⁉
丁寧に撹拌され「乳化」した状態になった原料は、隣の「糊化室」(こかしつ)で独自の方法により、熱を加えて蒸されます。どうやら、この部屋の中にマロニーがマロニーになるためのスゴい秘密があるようなのですが……。
では、ちょっとだけ先に進みましょう。
なるほど、マロニーの味つきの良さの理由は「気泡」だったんですね! ところで、マロニーをお鍋で食べる際は、どのタイミングで入れてどのくらい煮込むのがベストなんでしょうか。
ゆで時間は、パッケージを見ると標準タイプは5~6分、太麺タイプは8分と書いてありますが、きちんと守ったほうがいいんですか?
まずは生の「マロニー」ができあがり!生と乾燥の違いって何?
この状態は、いわゆる「生」。そう、このまま生パックすれば、市販もされている「生マロニー」になるんです(※信州伊那工場では「生マロニー」の生産は行っていません)。さらに生のマロニーを乾燥したものが、「乾燥マロニー」になります。つまり、生マロニーと乾燥マロニーってほとんど同じってこと?
長期保存可能な「乾燥マロニー」に!
ところで、生マロニーと乾燥マロニーの違いを先ほど教えてもらいましたが、はるさめやしらたき、ビーフン、フォーなど、見た目や食感、使われ方が似ている他の食品とマロニーとはどう違うのでしょうか。
美味しさと表裏一体!マロニーの仕上げに人の手が必要なワケ
さて、ここからは人間の出番。商品サイズにカットされた乾燥マロニーを整えて箱に詰めていきます。
美味しさの理由である「気泡」があるから、この工程では手作業が必要になるんですね。ところで、カットする段階でマロニーの長さが決まっていきますが、短くカットされたショートタイプと、少し長くカットされた通常のマロニー、どう使い分けたらいいですか?
人間の手で揃えられた乾燥マロニー。実はここから先にもちょっとだけ秘密が。
市販の乾燥マロニーの折れないしなやかさを不思議に思っていた方も多いかもしれませんが、なんとそんな秘密があったんですね!
鍋だけじゃなかった!愛されマロニーの多彩で美味しいレシピ
- <取材協力>
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(左から) マロニー株式会社 総務管理部 社長室システム管理担当 リーダー 西野克日佐(にしの かつひさ)さん 同営業部 営業企画推進室 管理栄養士 福田萌生(ふくだ もえみ)さん 同営業部 部長代理 野上忠宏(のがみ ただひろ)さん
「マロニー」紹介ページ
※本ページの記載内容は記事公開時点の情報に基づいて構成されています。
マロニーちゃん(以下、マロ)「ようこそマロ♪ 今日は私が工場を案内するからなんでも聞いてニー!」