カレーライスはおいしいですが、どうしても食べすぎてしまうのが玉にキズ。おいしいカレーをたくさん食べるにはカレーのカロリーを抑えるのがいちばん。そこで今回はカレーのカロリーをおさえる方法をお教えします。
カレーのカロリーをおさえる方法とは?
カレーライスの標準的なカロリーは並盛1皿600~700キロカロリーくらい。一般的な体型の女性が1日あたり摂りたいエネルギー量は1600~2000キロカロリーくらいですから、1食分のカロリーとしてはさほど問題ありません。安心していただきましょう。
ですが、脂質を控えるなど、さらにカロリーをおさえる方法もあります。
■カロリー控えめのルウを使う
カレールウのカロリーが気になっている人もいるかもしれませんが、最近では「カロリー50%オフ」などカロリーを控えめにしたルウが販売されています。そういった商品を選べば、簡単にカロリーをおさえることができます。
■油で炒めない
家庭でカレーを作る場合、一般的に具材を油で炒めるのがテッパンです。しかし、脂質を気にするのであれば、テフロン加工などのフライパンで油を使わず火を通したり、あらかじめ蒸すなどして油を使わないようにする人もいるようです。参考にしてみてください。
■具材はヘルシーなものを選ぶ
普段、牛肉や豚肉を使っているのであれば、鶏肉に。しかも「もも肉」ではなく「ささみ」や「胸肉」にするなど、できるだけ低カロリーなものを選びましょう。また、肉ではなく魚介類にしたり、野菜やキノコ類を多めに入れるなど、お好みに応じてさらに工夫してもよいでしょう。
■スパイスを活用する
たとえば札幌名物のスープカレーはカレールウの代わりに「カレーパウダー」を使います。仕上がりがさらっとしていますが、香辛料の味が好みであれば、カレーを食べた満足感も得られるので、カレーパウダーやスパイスを活用するのも一つの方法です。
ライスでもカロリー制限できる?
また、ライスのカロリーをおさえることもできます。
たとえば白色の糸こんにゃくを細かく切って、米と一緒に炊き込む方法があります。これはダイエット希望者には有名なご飯の炊き方ですが、こんにゃく特有のにおいが米に移ってしまうため、苦手な人もいるようです。こんにゃくは少量から試してみるとよいでしょう。
同様に、炊きあがったご飯に細かく切って水で戻した細寒天を混ぜ込む方法もあります。細寒天が滑って混ぜ込みにくいですが、香りが変わらないので試してみてもよいかもしれません。
こんにゃくを混ぜても細寒天を混ぜても、食物繊維が追加されます。美容面でも期待できますね。
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執筆者プロフィール
平井 千里(ひらい ちさと)
管理栄養士。女子栄養大学大学院(博士課程)修了。名古屋女子大学 助手、一宮女子短期大学 専任講師を経て大学院へ進学。「メタボリックシンドロームと遺伝子多型」について研究。博士課程終了後、介護療養型病院を経て、現職では病院栄養士業務全般と糖尿病患者の栄養相談を行う傍ら、メタボリックシンドロームの対処方法を発信。
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