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「秋ウコン」の意外なチカラとは?!人気製品の開発秘話インタビュー!
みなさん、ウコンと言えば、会食やパーティーなどのシーンで飲むイメージが強いのではないでしょうか?今回はそのウコンが持つ、意外なチカラに着目した2つのサプリ「クルビサ」と「ゴールデンヴェール」の開発者のお二人にお話を聞いてみました。
「疲れやすい」「なぜか気分が落ち込む」「肩こりがはげしい」。思い当たる人は「かくれ貧血」かもしれません。ほとんど自覚症状が出ない人もいるため、気づかないうちに貧血になっている可能性があります。一般的な血液検査では、見逃されることもあるかくれ貧血。気づかずに放置すると慢性疲労状態となり、ひどい場合はうつ病などと間違われることもあります。その疲れ、本当に大丈夫でしょうか?かくれ貧血症例の治療を多数行っている内科医の桐村里紗先生にお話をうかがいました。
一般的な貧血の場合は、顔色が悪かったり、爪が割れたり、抜け毛になるなど自覚できることが多いようです。しかし、かくれ貧血の場合は、「歳のせいかな」「疲れただけかな」と不調を自覚せずに放置してしまいがちです。また、一般的な検査では見逃されやすく、不調から抜け出せないという人も多く、注意が必要です。
かくれ貧血を知るために、まずは貧血の症状について知っておきましょう。血液の働きで重要なのは、全身に酸素を運ぶことです。その酸素を運ぶ役割を担うのが、赤血球に含まれるヘモグロビンです。ヘモグロビンは、鉄(鉄分)とタンパク質が結合したものです。だから、赤血球を作るには鉄が不可欠なのです。貧血は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの量が減るため、体中が酸素不足の状態になることをいいます。体は酸欠を補おうとするので、心臓や肺がオーバーワークになり、階段をあがるだけでも動悸や息切れが起きてしまいます。貧血の種類はたくさんあり、原因によっていくつかに分けられますが、月経のある女性のほとんどの場合は「鉄欠乏性貧血」です。
では、かくれ貧血とはどう違うのでしょうか?体内には約3gの鉄が存在し、そのうち、6〜7割はヘモグロビンの成分として赤血球内に存在します。残りの一部はフェリチンと結合し、肝臓や脊髄などに「貯蔵鉄」として蓄えられています。体内で利用できる鉄が足りなくなると、一時的に体内の貯蔵鉄から鉄不足を補います。この貯蔵鉄が少なくなる状態が、かくれ貧血(潜在性鉄欠乏)なのです。貯蔵鉄はいわゆる貯金なので、まずは余力がある貯蔵鉄から減っていきます。それも間に合わなくなると血液中の鉄が不足して、最終的に酸素を運ぶ重要な赤血球の鉄も不足し、貧血になるのです。
「月経がある女性のほとんどがかくれ貧血を疑ってもよいほど、鉄不足の女性が多い」と、桐村先生は話します。鉄を補わないまま放置してしまうと、かくれ貧血の症状や不調に徐々に慣れてしまい、重度の貧血やうつ状態になる人もいるそうです。では、どうすればかくれ貧血に気づくことができるのでしょうか?桐村先生によれば、以下のようなチェック項目があるといいます。
・立ちくらみ・めまいがよくある
・慢性的な肩こりや頭痛がある
・シミができやすくなった
・物を落としやすいなど力が弱くなった
・知らないうちに足などにアザができている
・薬が飲みにくいなど、のどに不快感(つかえ感)がある
・とにかく疲れやすい
・生理前後、生理中に不調になる
・生理の出血量が多い
・理由もなくうつっぽい、またはすぐにイライラする
月経があり、上記のチェック表で1つか2つ、該当する項目がある人は、かくれ貧血の可能性があります。桐村先生は、月経や分娩などによる血液量の減少、鉄の足りない食事、過度なダイエットなどがかくれ貧血の原因の一つだと指摘します。「日本人の食生活をみると、食品に含まれる鉄量が減っているため、摂取量が少なくなっています。需要と供給が追い付かないため、かくれ貧血になっている可能性が高いのです。」
鉄は体に必要不可欠なミネラルです。赤血球をつくり、体内に酸素を運ぶだけでなく、コラーゲンをつくったり、筋肉を収縮させたり、骨や皮膚、粘膜の代謝に働くなど重要な役割をしています。しかし、赤血球をつくること、酸素を運ぶことを最優先させるために鉄が足りなくなると、そのほかの役割ができなくなってきます。シミの原因であるメラニンを分解する酵素にも鉄が必要です。そのため鉄不足の人は、血の気が引いて色が白いのにも関わらず、シミはできやすくなるのです。
鉄は中枢神経でもいろいろな働きをしていて、神経伝達物質であるセロトニンやメラトニンをつくる手助けもしています。セロトニンの不足は抑うつ状態になりますし、メラトニンの不足は不眠につながると桐村先生はいいます。「かくれ貧血でこうした症状が出ている場合に、抗うつ剤や精神安定剤を処方される場合もありますが、かくれ貧血を治さなければ根本的に解決したことにはなりません。」
桐村先生を受診された患者さんの中には、いろいろな医療機関を受診しても不調が治らず、ようやくかくれ貧血とわかったという人がたくさんいるとのこと。ではなぜ、かくれ貧血が見逃されてしまうのでしょうか?
一般的な血液検査では、ヘモグロビンや赤血球の値を目安に貧血かどうかを調べます。一方、かくれ貧血は、鉄貯蔵タンパクであるフェリチン値から判断します。フェリチン値は体内の貯蔵鉄量と相関しています。普通の血液検査ではフェリチン値を調べないため、ヘモグロビンが減る本当の貧血にまで至っていない場合、かくれ貧血を見逃してしまうのです。「貧血とまではいかなくても、かくれ貧血の症状が思い当たる人は、詳細に検査をしてくれる『分子栄養療法』『オーソモレキュラー療法』を行うクリニックで相談してみてください。」
桐村先生は、かくれ貧血を予防するためには日頃の食生活を見直すことが何よりも大切だといいます。「厚生労働省が推奨する鉄の1日の推奨量は、成人男性で7.5mg/日、成人女性では10.5mg/日と言われています(日本人の食事摂取基準(2015年版)/厚生労働省)。とはいえ、バランスのよい食事をしていても約10mg(吸収量は約1mg)の鉄しか摂取できません。毎日、汗や皮膚、または月経などから失われる鉄を食事から意識的に効率よくとる必要があるのです。」
食品に含まれる鉄には、動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と、植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」の2種類があります。しかし、たとえ鉄を含んでいても含有量が少ないものが多く、吸収率も高くないため、効率的に鉄をとらなければ不足してしまいます。日本人の食生活では、海藻類などの食物繊維、コーヒーや紅茶・緑茶などのタンニン、大豆などのフィチン酸など、植物性食品の鉄の吸収を妨げる阻害因子を口にすることも多いので、意識して鉄をとるよう心がける必要があります。
鉄を多く含む食材で思い浮かぶ食品といえば、ヘム鉄を含むレバーをあげる人が多いのではないでしょうか?けれど、レバーが苦手という人も多いはず。では、たくさんある食品の中から、うまく鉄を摂取するコツはあるのでしょうか?
「非ヘム鉄の食品からは鉄を吸収しにくいのですが、ビタミンCやクエン酸を一緒にとると吸収率がアップします。また、ビタミンCが豊富な緑黄色野菜や、酸味の強い柑橘類やイチゴなどを合わせて食べると、鉄の吸収を促進します。ホウレン草やブロッコリーなどに多く含まれる葉酸や、魚介類・チーズなどに含まれるビタミンB12も造血に不可欠です。」鉄が多いものだけを摂取するのではなく、いろいろな食品をバランスよく食べ、鉄を貯める心がけをしましょう。
さらに、調理の際に南部鉄びんや鉄鍋などを使用すると比較的手軽に鉄がとれます。トマトや酢を使った酸性の料理や煮込み料理をすると鉄の溶解率がアップします。購入するときは、内側に塗装・ホーロー加工されていないものを選ぶとよいそうです。
鉄をサプリで摂取する場合は、吸収率の高いヘム鉄が配合されているものがおすすめです。鉄は過剰になると、それ以上吸収しない機構が働くので、1日の容量を守れば問題ありません。マルチミネラルなどその他のミネラルが入ったものを選んでもよいでしょう。
ただ、鉄を含むサプリメントの中でも、非ヘム鉄の場合、胃腸の障害を起こしやすくなることがあるので注意が必要です。また、キレート鉄は、通常とは違う経路から吸収されてしまうため、過剰摂取になることも。キレート鉄は、自己判断で飲まず、医師に相談しましょう。
「最近は海外のサプリや市販のサプリが簡単に手に入るため、同じ鉄だからと気にせずに摂取する人もいますが、購入するときは鉄の種類をしっかり把握しましょう。」
別の薬を飲んでいる人や病気療養中の人は、薬剤との相互効果があったり、鉄が体に蓄積しすぎたりすることもありますので、医師に相談し体質に合わせた処方をしてもらいましょう。そして、思春期や妊娠中から産後の時期は鉄が不足します。桐村先生は、産後うつになる可能性もあるので、鉄サプリを摂取することを推奨しています。「月経がある人は容量を守れば飲みすぎにはなりません。せめて月経時だけでもサプリを飲むなど意識して鉄をとりましょう。」
月経のない人や男性の場合でも、フルマラソンなどの激しい運動をする場合や消化管の出血を伴う胃潰瘍や胃がん・大腸がんなどの疾患により、鉄不足になることもあるので注意が必要です。「検査をしてかくれ貧血や貧血の症状がある場合でも治療をしない人もいますが、重度の場合は心不全になったり、深刻なうつ状態になったりする可能性もありますので、しっかり治療をしてください。」
鉄不足が解消されると、体の不調や月経前後の不調が改善します。まずは日頃の食事から鉄を上手にとるよう心がけ、体から出ている不調のサインを見逃さないことがかくれ貧血にならないポイントです。
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